結論から言うと: 2026年9月14日から、中国ビザの申請料金が単次 ¥2,250 → ¥16,750へと約7倍に値上げされました。ただし、日本国籍の30日以内の観光は「ビザ免除」が2026年12月31日まで続くため、短期の観光旅行で訪れる人にはほとんど影響ありません。値上げの対象は主に「ビザ申請が必要なケース」です。
何が変わった?ビザ費用7倍の全容
2026年9月14日、中国ビザの申請手数料が改定されました。単次ビザの費用は¥2,250から¥16,750へと引き上げられ、これはおよそ7倍にあたります。この改定は、2026年7月に日本側が中国国籍者向けのビザ手数料を引き上げたことへの対等な対応とされています。最新の区分別の料金は、申請前に大使館・総領事館の公式案内で確認してください。
なぜ値上げされた?
背景には、日本と中国の間でビザ手数料の水準を見直す動きがあります。ビザ料金は「相互主義」の考え方に基づき、相手国が自国民に課す料金と同水準に合わせる形で改定されることが一般的です。今回の改定も、2026年7月の日本側の引き上げに対する対等な措置として実施されました。結果として、単次ビザの申請コストは旅行者にとって大きな負担となりました。
影響を受けるのは誰?
重要なのは、この値上げが「ビザ免除で入国できる人」には関係しないという点です。日本国籍者は、2026年12月31日まで、観光目的で30日以内の滞在であればビザなしで中国に入国できます。したがって、一般的な観光旅行——上海や北京、成都、西安への数日から2週間程度の旅行——では、今回の値上げを気にする必要はありません。
影響を受けるのは、次のようなケースです。
- 30日を超える長期滞在を計画している
- 就労・留学・商用など、観光以外の目的でビザが必要
- ビザ免除の対象外の目的で渡航する
30日以内の観光は本当に無料のまま?
はい。日本国籍者は2026年12月31日まで、30日以内の観光目的での滞在はビザ免除で入国できます。以前は15日間でしたが、その後30日に拡大されました。滞在可能日数や対象目的は変更される可能性があるため、出発前に最新の公式情報を確認してください。なお、中国は日本より1時間遅いため、時差ぼけはほとんど気になりません。
ビザ免除で入国するときの注意点
ビザ免除での入国は、空港でパスポートを提示し、滞在目的と日数を申告するだけで完結します。ただし、入国審査では残存有効期間や帰りの航空券を確認されることがあるため、パスポートの有効期間に余裕を持たせ、帰国便の予約情報を手元に用意しておくと安心です。
また、「ビザ免除」と「ビザなしで何でもできる」は同じではありません。就労や留学など、観光以外の活動はビザ免除の対象外です。旅行の目的を明確にしておくことが大切です。
2026年12月31日以降はどうなる?
ビザ免除の期限は2026年12月31日です。それ以降も継続されるかどうかは、現時点では確定していません。年末年始や春節の前後に旅行を計画している人は、期限前後の発表に注意しておくと安心です。判断に迷う場合は、日程を少し前倒しして「免除期間内」に旅行を組むのも一つの方法です。
ビザが必要な人はどう申請する?
観光以外の目的や長期滞在でビザが必要な場合は、管轄の中国ビザ申請サービスセンターを通じて申請します。料金が大幅に上がったため、申請区分(単次・数次など)をよく確認し、必要最小限の区分を選ぶことが大切です。必要書類や所要日数は目的によって異なるため、早めに準備を始めましょう。
旅行前に準備しておきたいこと
ビザの有無にかかわらず、中国旅行では事前準備が快適さを大きく左右します。現地では現金よりスマホ決済が中心なので、Alipay(アリペイ)やWeChat Payに日本のカードを登録しておくと安心です。地図・翻訳・配車アプリ(Didi)も入れておくと移動がスムーズになります。
インターネット環境も重要です。eSIMや国際ローミングを用意しておけば、到着後すぐに連絡や決済ができます。上海—東京は約2.5〜3時間、大阪—上海は約2時間と近いので、ビザの心配がなくなれば「週末に中国」という旅も十分に現実的です。
よくある質問(FAQ)
Q. 観光で中国に行く場合、ビザは必要ですか?
2026年12月31日まで、30日以内の観光であればビザは不要です。
Q. 9月14日の値上げで、観光客は何か払う必要がありますか?
いいえ。ビザ免除で入国する短期観光には影響ありません。
Q. 30日を超えて滞在したい場合は?
ビザの申請が必要になります。料金は値上げ後の水準が適用されます。
Q. 以前は15日だったと聞きましたが?
免除期間は15日から30日に拡大されています。最新の日数は出発前に公式情報で確認してください。
Q. 飛行時間と時差はどのくらい?
東京〜上海は約2.5〜3時間、大阪〜上海は約2時間で、時差は中国が1時間遅いだけです。
Q. 2027年以降も免除は続きますか?
現時点では未確定です。続報は公式発表を確認し、必要であれば日程を前倒しすることを検討してください。
ビザ免除のより詳しい条件や2027年の見通しは、中国ビザ免除は2026年12月31日まで — 2027年はどうなる?で解説しています。あわせて2026年夏の中国旅行完全ガイドや、中国一人旅完全ガイドも参考にしてください。
